前回の記事ではラズパイを使ったデータ取得のトラブル事例について解説しました。今回は、そもそもの目的であったデータ取得による稼動率の算出について見ていきます。 前編ではかどうりつの定義を見ていきます。具体的なデータ分析については後編で述べます。 ◆かどうりつの定義...
DXとは何か?ではなくDXとは「何をやるのか?」そして「何のためにやるのか?」これを考えたときに次のような結論に達しました。
何をやるのか? ⇒いろんな現場データをデジタル信号に置き換える。
何のためにやるのか? ⇒データをデジタル機器、具体的にはPC、PLC、マイコン、タブレット、スマホなどで扱えるようにするため。つまりIoT化のためです。
ではなぜIoT化をやるのか?
ではなぜデータ収集をするのか?現場の状況(異常/正常/無駄)を素早く把握して対応するための見える化です。
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私は新卒のころから生産技術者として7年目で技術士(機械)を取得しました。
モノづくりの現場において生産技術は非常に重要なポジションです。そんな生産技術のお仕事は4つです。
1.どうやって創るか検討する。
2.試しに作ってみる。
3.製品として造る。
4.安定して造る。
いまさら改めて言うまでもないことですが、製造現場の自動化設備をどんどん進めないとヤバいです。日本では人手不足の解消は見込めないですし、中国も5年前には15歳~65歳の生産年齢人口が減少し始めています。では次はどこでしょうか。インド?東南アジア?アフリカ?世界を渡り歩くのもいいですが、自動化設備してしまえばどこでも好きな場所で生産活動が行えます。
「人や国・地域に依存しない生産体制を築くこと。」
これが自動化設備開発の最大の目的です。
アナログ信号を利用したフィードバック制御で良く使用されるものにPID制御があります。
PIDとは比例・積分・微分を使った制御のことですが、本記事では一切計算式が出てきません。式を使わずにPIDとはどういうものか?どのように使えばよいのか?を解説しています。
アナログデータを扱ったフィードバック制御と言えばPID制御が有名ですがその前に基本のON・OFFを押さえましょう
基本のON・OFF制御でもやり方によっては精度よく制御が行うことができます。
アナログ信号を扱うことでフィードバック制御が出来るようになります。アナログデータを取得して制御に利用しましょう。アナログデータを制御に利用するにはデジタル値に変換する必要があります。
自動ねじ締め機のフローチャートを見てみましょう。
スタートしてすぐにワーク到達在荷センサーでの判定があります。
その後の処置、ワークリフト上昇、ストッパ下降、などそれぞれの作業の完了未完了を機械はどのように判別すればよいのでしょうか?
センサーを使います。センサーは大別してデジタル信号センサーとアナログ信号センサーがあり