カテゴリ:ボルト



01日 6月 2020
この記事に書かれているのは次の三つです。 1.平座金を使う理由⇒よく言われていることです。私の考えは場合によって効果あり。 2.ばね座金のゆるみ止め効果⇒これもよく言われていることです。私の考えは効果なし。 3.ばね座金を使うことで得られるもの⇒見かけたことはありません。この記事オリジナルと思います。

設計知識 · 16日 5月 2020
図1のようにボルト8本で締め付けました。このときボルトとボルトの間、図2のハッチング(斜線)部分ってどれくらいの力で押し付けているのだろう? 昔々に、真空機器を設計していた時にすごく気になりました。JISには各種サイズのフランジがあり締め付け力などの計算方法や管理方法が規定されていますが、自分でシール構造を設計するときにこの部分が気になったので、材料力学の力を借りて計算してみました。

設計知識 · 22日 4月 2020
細かな計算はあとにして、まずはボルトサイズと締め付けトルクと推す力の一覧表を示します。ピッチとはねじを1回転させたときに進む距離のことです。例えばM6を1回転させると1mm進みます。M3なら0.5㎜進みます。余談ですが、衝撃や振動が加わらない場合のねじのかみ合わせは3山以上です(3山の根拠もあるのですが、昔計算した資料がいま手元にないので後日整理してブログにアップします)。このとき使用ボルトがM6であれば、有効タップ深さが3㎜以上、M3であれば1.5㎜以上必要となります。なお、衝撃や振動が加わる場合はナットの高さ以上です。参考までに表中に併記します。