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技術士一次試験 専門科目 機械部門 R2 Ⅲ-32

令和2年

Ⅲ-32

xy平面上の2次元流れにおいて、速度ベクトルのX方向成分uy方向成分vがそれぞれ、

u=A(x+y)

v=A(x-y)

と表されているとき、xy平面に直交する方向の渦度として、最も適切なものはどれか。

 

①  A  ② 2A  ③ -A

④  -2A  ⑤ 0

  

 

解答

  

解説

[解くために必要な知識と周辺知識]

(𝑥,𝑦,𝑧)の速度成分を(𝑢,𝑣,𝑤)としたときの渦度Ωは次の通りです。

 

Ω(u,v.w)=(w/y-v/z、∂u/z-w/x、∂v/x-u/y)

 

32.1に示すような2次元流れの渦において、渦度は次の通りになります。

Ω(u,v.0)=(00、∂v/x-u/y)

 

 

 

 

図32.1
図32.1

*渦度の問題はそこまで出題頻度が高くないのですが、2次元流れの渦度は覚えておきましょう。

 

では問題を解いていきます。

二次元流れの渦度

Ω=v/x-u/y

 

問題で与えられている式から渦度は次の通りになります。

Ω=A(x-y)/x-A(x+y)/y

 

Ω=A-A=0  //