ガントチャートとイナズマ線
ガントチャートには2種類あります。
タスク管理型とマイルストーン管理型です。
タスクはある程度自分たちで予定をコントロールできる作業、
マイルストーンは自分たちだけでは予定をコントロールできないイベントのことです。
設備を作るにあたって内作か外作かによって管理型を使い分ける必要があります。
ただしいずれの場合も、納期というマイルストーンを起点に逆算していく必要があります。
マイルストーン型ガントチャート
外作の場合、業者からの提出物や納品の予定をfixさせてこれに合わせて自分たちの行動計画を立てる必要がありまます。
提出物や納品の予定日がマイルストーンになります。
この場合はマイルストーンに向けて必要なものを準備するようなチャートが必然的に作成されることになります。
タスク型ガントチャート
内作の場合は自分たちがやる作業=タスクを全て上げて、同時並行で作業可能なパラレル作業なのか
順次進めていく必要のあるシリーズ作業なのかを考慮してチャートを引きます。
例えばご飯を作るときは、お米を炊く作業とお味噌汁のためのお湯を沸かす作業は炊飯器とコンロを
各々セットすればパラレルでできます。
一方でトマトと豆腐を切る作業は一つ一つ順にこなすシリーズ作業となります。
お米を炊く時間、各材料を切る時間、炒める時間をパズルのように組み合わせて19時までに食卓に
ご飯を並べるまでの手順を考えます。
イナズマ線
工程表は書きっぱなしではダメです。定期的に進捗を確認する必要があります。
そのためにイナズマ線を引きましょう!
図はタスク管理型でのイナズマ線を表しています。
12日目を終えた時点での進捗は
・保持器の出図がまだ半分程度であり、遅れが発生している。
・出図遅れの影響で合成炉の製作が遅れている。
・架台の出図が先行して完了いる。
と分かります。
これにより遅れが緊急性があるモノなのか?先行している分で挽回できるのか?
といったことが見えるようになり、場合によっては残業や応援などの対策をとる
ことになります。
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