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技術士機械部門、専門機械設計を持つ者が2次元CAD利用技術者試験のサンプル問題の作図に挑戦してみた。 後半

[3] 部品2作成

① 回転中心となる円と外形R20を描く。

手順1 【cc】と打ってスペースキーを打つ。(円コマンド)

手順2 円の中心をクリックして半径“10”を入力してスペースキー。

手順3 【cc】と打ってスペースキーを打つ。(円コマンド)

手順4 円の中心をクリックして半径“20”を入力してスペースキー。

 

② 曲がり角のR10を描く。

手順1 【w】と打ってスペースキーを打つ。(オフセットコマンド)

手順2 数値“90”を入力してスペースキー。

手順3 回転中心のy軸を選択して上側をクリックする。

手順4 【w】と打ってスペースキーを打つ。(オフセットコマンド)

手順5 数値“30”を入力してスペースキー。

手順6 回転中心のx軸を選択して上側をクリックする。

手順7 描いた2線を延長して交点を割り出す。

手順8 交点を中心にR10の円を描く。

 

③ 左端のR5を描く。

手順1

手順2

④ 右下の円から曲がり角へ向かう外径を描く。

手順1 【f】と打ってスペースキーを打つ。(直線コマンド)

手順2 右クリックをshiftを押しながら右クリック。

手順3 接線を選択する。

 

手順4 R20円の左下をクリック。

手順5 右クリックをshiftを押しながら右クリック。

手順6 接線を選択する。

手順7 曲がり角のR10円の左下をクリックする。

手順8 同様にして右側の辺を描く。

 

⑤ 曲がり角から左端に向かう辺を描く。

④と同様。

 

ここまでの経過を図に示します。

 

⑥ 仕上げ

手順1 曲がり角の内側R20作図

フィレットコマンド【rr】使用する。

手順2 不要な線を削除(トリム)する。

トリムコマンド【t】使用する。

 

部品2の作図は以上になります。

ここから回転について見ていきます。

[4]回転

① 部品2を回転させる。

手順1 部品2の中心線からy方向+108.5の位置に線を描く。

*108.5という数値は問題で与えられている数値です。

 ここに部品2の先端、R5が接触します。

 

手順2 いま描いた線からy方向-5オフセットした線を描く。

手順3 部品2の回転中心を基点として先端R5の中心までの円を描く。

 

手順4 【r】と打ってスペースキーを打つ。(回転コマンド)

手順5 部品2の回転中心(右下)をクリックする。

手順6 【r】と打ってスペースキーを打つ。(参照モードへ移行)

手順7 部品2の回転中心(右下)をクリックする。

手順8 部品2先端R5の中心をクリックする。

手順9 手順2で描いた線と手順3で描いた円の交点をクリックする。

 

手順10 余計な補助線を削除して部品2の回転完了。

 

② 部品1を回転させる。

*確認 部品1と部品2は水色にハイライトしたR80の部分と直線部分で接触する。

 

手順1 部品2の線から80オフセットした線を描く。

手順2 部品1の回転中心を基点としてR80の中心までの円を描く。

手順3 部品1の回転中心を基点にR80の中心位置を手順1、2で描いた線の交点まで回転させる。

*それぞれ図中で水色の一点鎖線にしています。

 

手順4 余計な線を削除して完成。

 

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