独自の3次元ならい技術で樹脂成形品のバリ取り・トリミング加工をロボットで行い、
完全無人化を実現させる日本省力機械様の工場見学に行ってきました。
ボール盤やフライス盤などのいわゆる工作機械で行うのではなく、
ロボットが片手にワークを、
もう片方の手にドリルや超音波カッターなどの工具を持ち
加工を行う。
近未来の話ではありません。
群馬県にある企業が実現し提供している現在のお話しです。
社長の田中様からのプレゼンの様子。
双腕ロボットが右手にワーク、
左手に刃物をもって加工を行っています。
このロボット、
ある回数カッティングを行うと
左後ろにある研磨機に刃物を持っていき
研磨をしてくれます。
メンテナンス周期が格段に長くなり
作業負担が減りますね。
1台のロボットでできないのなら
2台のロボットでやればいい。
手前のロボットと奥のロボットで息を合わせて
ワークを加工します。
奥のロボットにはカメラが搭載されていて
ワークを認識、ハンドリングします。
手前のロボットにはツールチェンジャーが
ついていて、ワークや加工に合わせて必要
なツールを適宜ロボット自身が交換してくれます。
従来の樹脂成型の考え方は、いかにバリを出さずに成形できるか?が重要。
しかし3次元ならい技術によりバリは全自動でカット可能なものになりました。
これにより、
「バリは出るものだ」と認めて最初からバリが出る構造の金型にすることで
低圧での成形が可能になる。
低圧成形により、薄肉化が可能になる。
などのメリットがあります。
詳しくは日本省力機械様の HP←クリック にて
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